こんにちは、shoです。
医療保険で解約に不安になっている方はいらっしゃいませんか?
我が家での検討事例をご紹介します。
まずは、費用と確率の2点を明らかにすることが先決です。
争点
医療保険の差額ベッドなどはとりあえず、払えそうなのはわかったが、先端医療が不安。
先端医療とは
主題ではないので引用です。
特定の大学病院などで研究・開発された難病などの新しい治療や手術などは、ある程度実績を積んで確立されると、厚生労働省に「先進医療」として認められます。
先進医療とは? どれくらい費用がかかる?|リスクに備えるための生活設計|ひと目でわかる生活設計情報|公益財団法人 生命保険文化センター (jili.or.jp)
先進医療AとBに区分けされます。
先進医療 A 及び先進医療 B の分類に係る考え方について(案)
- 先進医療A
先進医療技術とともに用いる医薬品や医療機器等について、薬機法上の承認・認証・適用があるものや、人体への影響が極めて小さいもののこと。- 先進医療B
薬機法上の承認等が得られていない医薬品や医療機器を用いた医療技術、もしくは薬機法上の承認等を得た医薬品・医療機器を用いていても、その実施にあたって重点的な環境や評価が必要とされるもの。
どれぐらい行われているものなの?
実施頻度を確認しましょう。
令和4年6月30日時点で実施されていた先進医療の実績報告について
令和4年6月30日時点で実施されていた先進医療の実績報告について A B 全患者数(人) 25011 1545 総金額(億円) 138.4 13 先進医療費の総額(億円) 61 5.7
にあるように、先端医療Aのほうが、患者数、金額ともに大きいです。
先端医療Bは定義の通りまだ受ける人が少ないのが実態のようです。
過去のデータも見てみましょう。
とコロナ前までは右肩上がりで増えており、コロナ以後は患者数が横ばいですね。
概ね、全患者数と総額に相関関係があります。
R4のデータが全患者数と総額に乖離にがあるのが気になりますが、費用が抑えられたのか、H21のように突出したデータなのかは今後のデータ経緯を見ないとわからないですね。
費用は?
一人当たりの平均費用は上記のようにばらつきがあり、平均すると一人70万円程度です。
保険会社の数値
がんの治療に用いられる陽子線治療は約265万円、重粒子線治療は約316万円、高波切周除器を用いた子宮腺筋症核出術は約30万円と、技術によってもさまざまです。
先進医療とは?種類と費用の目安、受けるときのポイントは? (taiyo-seimei.co.jp)
高額なもので316万円。低額のもので30万円。
平均額の情報と合わせると、低額のものに近いので高額のほうが分布が少ない(=高額のほうが発生頻度が少ない)or 金額が極端に低いものが多い
といえそうです。
裏付け
令和4年6月30日時点で実施されていた先進医療の実績報告について
の分析結果から
先進医療とは? どれくらい費用がかかる?|リスクに備えるための生活設計|ひと目でわかる生活設計情報|公益財団法人 生命保険文化センター (jili.or.jp)
先進医療技術 技術料(1件当たり平均額) 平均入院期間 年間実施件数 高周波切除器を用いた子宮腺筋症核出術 301,951円 9.7日 82件 陽子線治療 2,692,988円 14.9日 1,293件 重粒子線治療 3,162,781円 5.3日 562件 抗悪性腫瘍剤治療における薬剤耐性遺伝子検査 37,423円 44.0日 227件 ウイルスに起因する難治性の眼感染疾患に対する迅速診断(PCR法) 28,388円 2.4日 764件 細胞診検体を用いた遺伝子検査 78,072円 6.5日 493件 子宮内膜受容能検査 123,438円 ― 535件
高額なものと低額のものにすっぱり分かれます。
高額な治療は、がんの治療の陽子線治療、重粒子線治療です。
1855件(47%)なので、金額が極端に低いものが多いのほうが正しそうです。
また、保険会社の金額もこのデータからとっていそうですね。
まとめ
以上の情報から先進医療は
- 高くても316万。程度。
- がんの治療の陽子線治療、重粒子線治療が極端に高額で、がんの治療に偏ってる
です。
また、患者数の絶対数を見ると、厚生労働省の患者調査によると、現在がんの患者数は入院・外来含めて約390万人いるようです。
かなり低確率であることは言えると思います。
それでは。
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