こんにちは、shoです。
医療保険で解約に不安になっている方はいらっしゃいませんか?
我が家での検討事例をご紹介します。
金額と確率を他の保険と比較してみましょう。
争点
医療保険の差額ベッドなどはとりあえず、払えそうなのはわかったが、先端医療が不安。
先端医療とは
主題ではないので引用です。
特定の大学病院などで研究・開発された難病などの新しい治療や手術などは、ある程度実績を積んで確立されると、厚生労働省に「先進医療」として認められます。
先進医療とは? どれくらい費用がかかる?|リスクに備えるための生活設計|ひと目でわかる生活設計情報|公益財団法人 生命保険文化センター (jili.or.jp)
先進医療AとBに区分けされます。
先進医療 A 及び先進医療 B の分類に係る考え方について(案)
- 先進医療A
先進医療技術とともに用いる医薬品や医療機器等について、薬機法上の承認・認証・適用があるものや、人体への影響が極めて小さいもののこと。- 先進医療B
薬機法上の承認等が得られていない医薬品や医療機器を用いた医療技術、もしくは薬機法上の承認等を得た医薬品・医療機器を用いていても、その実施にあたって重点的な環境や評価が必要とされるもの。
前回のおさらい
- 高くても316万。程度。
- がんの治療の陽子線治療、重粒子線治療が極端に高額で、がんの治療に偏ってる
です。
また、患者数の絶対数を見ると、厚生労働省の患者調査によると、現在がんの患者数は入院・外来含めて約390万人いるようです。
かなり低確率であることは言えると思います。
保険の補償範囲
全体的に1000~2000万程度の金額が出るようです。
陽子線がん治療は1日1回、週3~5回、合計10~39程度
陽子線治療の適応:陽子線治療:社会医療法人 高清会 高井病院 (takai-hp.com)
とありますので40回、回数単位で費用が掛かる場合とまとめての場合がありますがおおよそ300万程度。
陽子線治療に要する費用は2,941,000円です(令和元年10月より)。陽子線治療は厚生労働省より先進医療として認可されたもので、陽子線治療に関わる費用は一部疾患を除き、保険適応外になります。その他の検査や入院、または化学療法などの薬物療法などは保険適応になります。つまり、本治療以外の保険診療はすべて通常どおりに扱われます。
陽子線治療の概要 | 国立がん研究センター 東病院 (ncc.go.jp)
現在、切除可能な初発・単発・結節型肝細胞癌がん、最大径3センチメートル超、12センチメートル未満、全身状態や肝機能良好の20歳以上79歳以下の患者さんにおきましては、多施設共同臨床試験にて陽子線治療を行っております。陽子線治療に要する費用は1,600,000円で治療可能です。詳細につきましては、お問い合わせください。
陽子線治療の概要 | 国立がん研究センター 東病院 (ncc.go.jp)
他の保険との比較
ネットから発生確率と保険金額を拾ってくると
保険金額 | 発生確率 | 対象費用 | |
生命保険 | 約2000万円 | 1%以下 | 人的資本なので億オーダー |
自動車保険 | 無制限 | 0.92% | 人的資本なので億オーダー |
火災保険 | 約2000万円 | 0.02% | 家なので数千万オーダー |
がん保険 | 約1000万~ 約2000万円 | 0.06% | 医療費なので数百万オーダー |
となります。
おおよそ1年での発生確率が1%で保険金額2000万円程度が並びます。
がん保険も保険金額からすると同程度ですが、確率はどうでしょうか?
- 30歳の男性が40歳までにがんになる確率は0.6%程度なので、10年で0.06%程度。
- 再発率がステージ3でも30%程度であるため、確率は下がっていく。
ことから他の保険に対して
- 対象費用が一桁低い
- 発生確率が低く、全額になる確率はさらに低い。
ことが言えます。
数値を並べただけでは同レベルの保険に見えますが、実際の発生確率と費用を考えると保険よりも貯蓄で備える側の課題に見えます。
方策1.貯蓄で備える
貯蓄で備えるとして、資産所得や年金で備えるのが良いですね。
- 配当等の資産所得
- 貯蓄分(年金、給与から生活費を差し引いた分)
の二側面で備えるのが良いと考えています。
理由は、
- いつ発生するかわからない
- 一括でなく少しづつ費用発生する
からです。
この前提からすると
- 目先の費用を貯蓄から出す。
- 継続的な費用は配当や取り崩しで出す。
ことにして、運用と並行して備えていく方法が良いと考えました。
こうすることで、がん以外にも備えられる資金を構築し、老後資金を作っておく必要はあるのでその延長上で対応できるスタイルがよいかと。
この備えでカバーできることが判断できれば、下記の掛け捨て保険をやめるとか柔軟性持てることも利点だと考えています。
方策2.保険で備える
資産量が備えられない場合は、セオリー通り保険で備える手段もありだと思います。
ただし、もし、保険で備えるとすると、
- 調べた通り高額の先進医療に対して備える。がんのみ。
- 基本的に掛け捨てで備える。
- 資産所得の範囲内におさえることで資産形成を妨げない
の基準で選びます。
逆に、貯蓄型保険はないかと。どっちつかずで、がん以外には使えない資金が出来上がるので。
これは、引きずった上に、家族のしがらみが入り、解約できないうちに月日が過ぎ、増えない資金として行き詰ってしまいます。
まとめ
金額も確率も3大保険(生命、火災、自動車)に比べると低額、低確率であるため、基本的に貯蓄で備える課題。
- 目先の費用を貯蓄から出す。
- 継続的な費用は配当や取り崩しで出す。
ことがベター。
もし保険で備えるとしても、
- 調べた通り高額の先進医療に対して備える。がんのみ。
- 基本的に掛け捨てで備える。
- 資産所得の範囲内におさえることで資産形成を妨げない
を基準とし、貯蓄路線へ移行できる体制をとる。
学び
保険に備えるには微妙な金額ですが、大きいことも事実です。
まず、がんにならないように生活に注意をすることが前提であることを数値で改めて感じました。
それでは。
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