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「防災グッズの量って、家族の人数で変わるよね?」
その通りです。市販の防災セットの多くは1〜2人を基準に設計されており、家族4人分をそのまま賄えるわけではありません。この記事では家族4人(大人2人・子ども2人を基本モデル)を想定した必要品目と量の目安を整理します。
家族4人分の基本的な考え方
内閣府は家庭の備蓄として「最低3日分、できれば1週間分」を推奨しています。
(参考:内閣府 防災情報のページ)
4人分を考えるときの基本は「1人分の量 × 4」ですが、以下の点で単純な掛け算にならない品目があります。
人数に比例して増やす品目:飲料水・食料・簡易トイレ・乾電池・衛生用品
1〜2個あれば家族で共用できる品目:ラジオ・ランタン・カセットコンロ・ロープ・工具類
子どもの年齢・状況によって変わる品目:おむつ・粉ミルク・おもちゃ・着替えの枚数
この区別を理解したうえで、「何を何個用意するか」を整理してください。
品目別:4人分の必要量一覧
大人2人・子ども2人(小学生以上を想定)の3日分を基本として整理します。乳幼児がいる場合は次のセクションも参照してください。
飲料水
1人1日3Lが最低目安(飲用のみ)。
| 人数 | 1日分 | 3日分(最低) | 1週間分(推奨) |
|---|---|---|---|
| 4人 | 12L | 36L | 84L |
2Lペットボトル換算で3日分=18本、1週間分=42本です。保管スペースを確認したうえで、まず3日分から確保してください。農林水産省はローリングストック(日常消費しながら補充)を推奨しており、箱買いして定期的に使い切る方法が管理しやすいです。
(参考:農林水産省 家庭備蓄ポータル)
非常食
1人1日3食 × 3日分 = 9食。4人分で36食が最低ラインです。
| 種類 | 特徴 | 4人3日分の目安 |
|---|---|---|
| アルファ米 | お湯または水で戻す | 12〜18袋(内容量による) |
| クラッカー・乾パン | 開封してすぐ食べられる | 4人分×3日 |
| 缶詰(魚・肉・果物) | 栄養バランスの補完 | 12〜18缶 |
| 栄養補助食品 | カロリー補完 | 人数分×複数本 |
調理不要・開封してすぐ食べられるものを最低2日分含めておくと、ガス・電気が使えない状況でも対応できます。
簡易トイレ
成人の平均的な排泄回数は1日5〜7回。子どもはやや多い場合もあります。
| 人数 | 1日分(目安) | 3日分 |
|---|---|---|
| 4人 | 約24回 | 約72回 |
3日分で最低70〜80回分が必要です。多くの市販防災セットでこの回数が不足するため、追加購入を前提に計画してください。消臭袋も同数準備してください。
照明
| 品目 | 推奨数量(4人) | 理由 |
|---|---|---|
| ヘッドライト | 大人の人数分(2個以上) | 両手が空く。子どもは大人と行動を共にする想定 |
| ランタン | 1〜2個 | 室内全体を照らす用途 |
| 予備電池 | 各サイズ2〜3セット | 電池切れに備える |
情報収集
| 品目 | 推奨数量 | 理由 |
|---|---|---|
| 手回し・乾電池式ラジオ | 1台(家族共用) | 停電時の情報収集に必須 |
| モバイルバッテリー | 1〜2台 | スマートフォンの充電維持 |
衛生用品
| 品目 | 4人3日分の目安 |
|---|---|
| ウェットティッシュ(アルコール配合) | 大容量パック×3〜4 |
| からだ拭きシート | 大判×4人×3日分 |
| 水なし歯磨きシート | 4人×3日分 |
| マスク | 各自5枚以上 |
防寒・睡眠用品
| 品目 | 推奨数量(4人) |
|---|---|
| アルミブランケット | 4枚(1人1枚) |
| 軍手 | 4双以上 |
| レインポンチョ | 4枚(1人1枚) |
| エアーマット | 4枚または大判2枚 |
| 耳栓 | 4セット以上(使い捨て複数個) |
| アイマスク | 4個 |
携行・工具類
| 品目 | 推奨数量 | 備考 |
|---|---|---|
| ホイッスル | 4個(1人1個) | 家族全員が携行 |
| 現金(小銭含む) | 家族分 | 停電時はカード不可 |
| 重要書類コピー | 1セット | 防水袋に入れて |
| ガムテープ・油性マジック | 各1個 | 家族共用 |
子どもの年齢別に追加すべき品目
乳児(0〜1歳)
| 品目 | 備考 |
|---|---|
| 液体ミルク・粉ミルク | 液体タイプは断水時でも使いやすい |
| 使い捨て哺乳瓶 | 消毒できない環境用 |
| おむつ(多めに) | サイズを間違えないよう確認 |
| おしりふき | 多めに |
| 離乳食 | 月齢に合わせたもの |
| 抱っこひも | 避難時に両手を空けながら移動できる |
幼児(2〜5歳)
| 品目 | 備考 |
|---|---|
| おむつ・トレーニングパンツ | トイレトレーニング中の場合 |
| 着替え(多めに) | 汚れやすい年齢のため |
| お気に入りのおもちゃ1〜2点 | 避難所でのストレス・ぐずり対策 |
| お菓子(少量) | 不安を和らげる効果がある |
小学生
| 品目 | 備考 |
|---|---|
| ホイッスル(子ども用) | 自分で携行できるサイズ |
| 着替え | 最低2セット |
| 本・カードゲーム等 | 避難所での時間潰し・ストレス軽減 |
4人分をどう揃えるか:方法と比較
方法①:1人用セットを4つ購入する
シンプルですが、コストが最も高くなります。ラジオ・ランタン・工具類など家族共用できる品目が4倍になるため、重複が生じます。
方法②:家族用セットを購入する
「2人用」「家族用」として販売されている防災セットがあります。購入前に内容品と人数の対応を必ず確認してください。「2人用」のセットが4人に対応しているとは限りません。
方法③:1〜2人用セット+個人別追加品目(推奨)
現実的でコスト効率が良い方法です。共用品(ラジオ・ランタン・工具類)は1セット購入し、人数比例品(水・食料・簡易トイレ・アルミブランケット等)を別途追加、子ども向け品目を個別追加します。
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まとめ
家族4人分の防災グッズを揃えるときのポイントは3つです。
- 人数に比例する品目(水・食料・簡易トイレ・ブランケット等)は単純に4倍にする
- 家族共用でいい品目(ラジオ・ランタン・工具類)は重複を避ける
- 子どもの年齢に応じた品目を別途追加する
特に飲料水(3日分36L)・簡易トイレ(3日分70〜80回分)は量が多く、セット購入だけでは不足するケースがほとんどです。購入後すぐに不足分を補充する計画を立ててください。
- → 最低限必要な品目リストはこちら:防災グッズ 最低限 必要なもの
- → 防災セットのおすすめ比較はこちら:防災セット おすすめ比較【2026年版】
出典
- 内閣府 防災情報のページ:https://www.bousai.go.jp/
- 消防庁 防災・危機管理:https://www.fdma.go.jp/
- 農林水産省 家庭備蓄ポータル:https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/index.html


