うなぎを缶詰で食べるという発想が最初はなかった。
うなぎといえば専門店で食べるもの、という意識があったからです。ふるさと納税で取り寄せてみて、考えが変わりました。産地直送の蒲焼き缶詰は、スーパーで売っているうなぎより風味がしっかりしている。タレが染みていて、缶を開けた瞬間から香りが立つ。
これが常温で長期保存できる缶詰になっているのは、防災備蓄として考えると理想的です。
うなぎ蒲焼き缶詰が防災備蓄に向いている理由
うなぎ缶詰の備蓄としての強みは高カロリー・高タンパク・加熱不要の3点です。
避難生活は体力の消耗が激しい。そういう状況で、カロリーと栄養密度が高い食材は重要です。うなぎは脂質・タンパク質・ビタミンAが豊富で、少量でも栄養補給として優れています。
缶詰なので加熱不要。ご飯に乗せるだけでうな丼になります。アルファ米との組み合わせで、避難所でも満足度の高い食事が作れます。
日常では「特別な日の食材」として使いながら、非常時は備蓄食として使う。これがフェーズフリーとして最も機能する食材のひとつです。土用の丑の日に取り寄せて備蓄する、という使い方が自然に回ります。
産地で選ぶうなぎ缶詰
うなぎの産地と加工地によって風味が変わります。
▼四万十川(高知):うなぎの老舗産地。タレの配合が上品で、脂の乗りがほどよい。産地に行って食べたことがある方も多いと思います。主に上流側の産地です。
▼四万十川(高知):同じ川でも産地が違えば味も違う。身が締まっていて旨味が強い。タレとの相性が良く、ご飯との組み合わせで満足感が高い。主に下流側の産地です。
▼九州産:国内うなぎ生産量トップクラスの産地。安定した品質と豊富な供給量が強み。コスパが良く備蓄量を確保しやすい。
蒲焼きと白焼きの違い
うなぎ缶詰には蒲焼きと白焼きがあります。最近白焼きの缶詰は見かけなくなりましたが。
蒲焼き:醤油・みりん・砂糖ベースのタレで仕上げたもの。ご飯との相性が最も良く、そのまま食べやすい。備蓄のメインとして選ぶなら蒲焼き。
白焼き:タレなしで焼いたもの。うなぎ本来の風味がダイレクトに出ます。山葵醤油で食べると日本酒のつまみとして最高ですが、子供には食べにくいかもしれない。大人向けの備蓄として1〜2缶あると食のバリエーションが出ます。
子供がいる家庭は蒲焼きをメインに、白焼きを少量加える組み合わせがおすすめです。
土用の丑の日との組み合わせ
うなぎのふるさと納税は土用の丑の日前後に取り寄せるのが最もお得です。
産地では旬のうなぎを加工して缶詰にするため、この時期に取り寄せると特に品質が高いものが届きます。日常で食べながら余分を備蓄に回す。1年に1回この習慣を作るだけで、うなぎ缶詰のローリングストックが自然に回ります。
まとめ
うなぎ蒲焼き缶詰は缶詰備蓄シリーズの中で最も単価が高く、最も「特別感」がある食材です。
市販のうなぎ缶詰との違いは、開けた瞬間の香りでわかります。避難所でこの香りがするだけで、気持ちが少し前向きになります。保存食を「耐えるもの」から「食べたいもの」に変えることが、このシリーズの一貫したテーマです。
まず一缶試してみてください。

