サバ缶をそのまま食べるようになったのは、キャンプがきっかけです。
火を起こす前の腹ごしらえに缶を開けてみたら、思っていたより全然おいしかった。汁ごとご飯にかけるだけで、それだけで一食になる。それ以来、キャンプの定番になりました。
防災備蓄に加えたのも同じ理由です。加熱不要、開けてすぐ食べられる、タンパク質と脂質が一缶で摂れる。備蓄食として理想的な条件が揃っています。
サバ缶が防災備蓄に向いている理由
缶詰は防災備蓄の定番ですが、サバ缶は特に実用性が高い食材です。
開缶器不要のプルトップタイプが多く、道具なしで開けられます。加熱しなくてもそのまま食べられる。汁ごと食べれば水分補給にもなります。
栄養面では、青魚特有の脂質(EPA・DHA)とタンパク質が一缶で摂れます。避難所の食事は炭水化物に偏りがちなので、缶詰一つでバランスが改善します。
賞味期限が3〜5年のものが多く、備蓄の管理がしやすいのも利点です。日常的に食べながら補充するローリングストックに最も向いている缶詰の一つです。
産地で選ぶサバ缶
サバ缶は産地と製法で味がかなり違います。ふるさと納税で各地のものを取り寄せてきた中での印象です。
▼気仙沼産:三陸の脂の乗ったサバ。水煮でも旨味が強く、汁まで飲める。東日本大震災からの復興を支えてきた水産業で、品質管理が厳しい。個人的に一番よく選びます。
▼銚子産:千葉・銚子港は日本有数の水揚げ量を誇る港。脂の乗りが良く、味噌煮との相性が特にいい。
▼松浦産:長崎・松浦は日本海側の主要漁港。身がしっかりしていて食べ応えがあります。醤油煮が美味しい。
水煮・味噌煮・醤油煮の選び方
備蓄として選ぶなら水煮が最も汎用性が高いです。そのまま食べても、ご飯にかけても、汁物に入れても使えます。味がついていない分、他の食材との組み合わせが自由です。
味噌煮・醤油煮はそのまま食べるには満足感が高いですが、他の料理に使いにくい。日常のおかずとして食べきるなら味噌煮・醤油煮も選択肢に入ります。
備蓄メインは水煮、日常使いに味噌煮・醤油煮という使い分けが現実的です。
まとめ
サバ缶は防災備蓄の中で「主菜」を担える数少ない食材です。
乾物だけでは食事としての満足感が物足りない。そこにサバ缶が一つあるだけで、食事の格が上がります。鰹節・わかめ・高野豆腐と組み合わせると、避難所でもかなりバランスの取れた食事が作れます。
気仙沼・銚子・境港、産地違いで試してみるのをおすすめします。

